シャッターコーン(その他表記)shatter cone

改訂新版 世界大百科事典 「シャッターコーン」の意味・わかりやすい解説

シャッターコーン
shatter cone

隕石衝突により生じた,クレーター周辺の岩石に見られる円錐形の構造物。その表面には馬の尾のような模様がみられる。大きさは1cmから15mもあるものもある。サドベリーリーズなどの衝突クレーターの石灰岩ドロストーン石英岩片麻岩,ケツ岩などの岩石にみられる。衝撃波が岩石を通過するときに形成されたもので,円錐形の頂点方向に衝突の中心があったと考えられる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 武田

百科事典マイペディア 「シャッターコーン」の意味・わかりやすい解説

シャッターコーン

クレーター周辺の岩石に見られる円錐形の構造物で,隕石の衝突によって生じたものをいう。衝撃波が岩石を通過するときに形成されたと考えられ,大きさは1cmから15mまでさまざま。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android