ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サファビー朝美術」の意味・わかりやすい解説 サファビー朝美術サファビーちょうびじゅつSafavid art イランのサファビー朝のイスラム美術。代表的建築として,イスファハンのマイダーネ・シャー (王の広場) を囲む王のモスク,長老ルトゥフ・アッラーのモスク,アリ・カプーなどがある。庭園文化もこの時期,最盛期を迎え,アリ・カプーの内側に広大な王宮庭園群がつくられた。ミニアチュールでは,優美な線描による風俗画が新しい様式を形成。陶器では,中国染付磁器の模倣の多いなかでイラン的なクバチ陶器が生れた。カーペット芸術は宮廷の保護を受け,全盛期を迎えた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by