サポナイト(その他表記)saponite

改訂新版 世界大百科事典 「サポナイト」の意味・わかりやすい解説

サポナイト
saponite

粘土鉱物の一種モンモリロナイト族の中でMgに富む種。(Ca/2,Na)033(Mg,Fe2⁺)3(Si,Al)4O10OH2・4H2Oの組成であるが,Mgの一部をAlで置換した種をアルミニアンサポナイトと呼ぶ。単斜晶系に属し,粘土状を呈するが,電子顕微鏡下では不定形薄膜状の形態を示す。色は淡黄,緑,淡褐緑色などいろいろの色彩をもつ。また湿った場合のその形状や色,油類の吸着性のため洗剤の補助剤として用いられることなどにより,〈セッケン石〉の名で呼ばれたこともある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む