20世紀西洋人名事典 「サムエルサモースト」の解説
サムエル サモースト
Samuel Abramovich Samosud
1884.5.14 - 1964.11.6
ソ連の指揮者。
元・モスクワ・フィルハーモニー交響楽団主席指揮者。
ティフリス(後のトビリシ)生まれ。
トビリシ音楽院でチェロを学び、チェロ奏者として活躍した。その後指揮に転じ、1917〜19年ペトログラード・マリンスキー劇場指揮者、’18〜36年レニングラード・マールイ・オペラ・バレー劇場指揮者兼芸術監督、’36〜43年モスクワ・ボリショイ劇場指揮者、’43〜50年モスクワのスタニスラフスキー・ネミロヴィチ・ダンチェンコ音楽劇場指揮者を歴任した。’51年モスクワ・フィルハーモニー交響楽団を創設し、’60年まで主席指揮者を務めた。プロコフィエフの「セミョン・コトコ」「戦争と平和」等を初演した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報