精選版 日本国語大辞典 「さりとて」の意味・読み・例文・類語
さり‐とて
※竹取(9C末‐10C初)「さらにたち帰るべくもおぼされざりけれど、さりとて夜を明し給べきにあらねば」
※宇治拾遺(1221頃)二「希有の人かなと思ひて、十余町ばかり具して行く。さりとてあらんやはと思ひて、刀をぬきて走りかかりたるときに」
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