さりとて

精選版 日本国語大辞典 「さりとて」の意味・読み・例文・類語

さり‐とて

  1. 〘 接続詞 〙 先行事柄に対し、後続の事柄が反対対立関係にあることを示す。そうかといって。それにしても。
    1. [初出の実例]「さらにたち帰るべくもおぼされざりけれど、さりとて夜を明し給べきにあらねば」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
    2. 「希有の人かなと思ひて、十余町ばかり具して行く。さりとてあらんやはと思ひて、刀をぬきて走りかかりたるときに」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)二)

さりとての補助注記

口語では文語的な表現として用いられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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