サワンカローク(読み)さわんかろーく(その他表記)Sawankhalok

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サワンカローク」の意味・わかりやすい解説

サワンカローク
さわんかろーく
Sawankhalok

タイ中北部、スコータイ県北部の町。チャオプラヤー川支流のヨム川左岸に位置する。人口1万7649(2000)。町の東部の平坦(へいたん)地では米、西部丘陵地ではワタトウモロコシを産する。スコータイ王朝(1257~1343)の時代に優れた磁器がつくられ、日本にも宋胡録(すんころく)として伝来し茶人に愛好された。近くのシーサチャナライはスコータイ王朝の遺跡有名

[友杉 孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のサワンカロークの言及

【宋胡録焼】より

…日本におけるタイ陶磁の総称。主産地であるタイ中部のスワンカロークSwankhalok(またはサワンカロークSawankhalok)の名から転じたという。実際には窯はスワンカローク市の北方60kmのスリサッチャナライ市近郊にあり,いくつかの村にわたって145基の窯址が確認され,大規模な窯群が形成されていたことが知られる。…

※「サワンカローク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android