サンギラン遺跡(読み)サンギランいせき(その他表記)Sangiran

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンギラン遺跡」の意味・わかりやすい解説

サンギラン遺跡
サンギランいせき
Sangiran

ジャワ島中部,ソロ川の支流のジェモロ川の西岸にある遺跡。層順は上からノトプロ層,カブー層,プチャンガン層で,これらの三つが識別されている。 1937年に G.ケーニヒスワルトによって,カブー層からピテカントロプス・エレクトゥスの第 II頭骨が発見されて以来,カブー層下部ないしプチャンガン層上部からピテカントロプスの頭蓋や,メガントロプス下顎骨など,多数の人骨化石が次々と発見されている。年代は更新世前期 (約 100万年前) から中期 (約 70万年前) にわたると推定されている。少数ながら小型の剥片石器も出土している。 1996年世界遺産の文化遺産に登録。

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