サンゴ虫(読み)さんごちゅう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンゴ虫」の意味・わかりやすい解説

サンゴ虫
さんごちゅう

腔腸(こうちょう)動物門花虫(かちゅう)綱の動物のうち、群体をつくる種のポリプ俗称個虫(こちゅう)ともよばれる。群体を形成する花虫類ヤギ類、ウミトサカ類、ウミエラ類、ウミカラマツ類、イシサンゴ類などは、小さなイソギンチャクのような動物が群体の表面に分布し、それらは共肉で互いに連絡している。これらの個虫は触手を閉じたり開いたり、またこれらを動かして餌(えさ)をとり、この仲間が動物であることを示している。

[内田紘臣]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む