ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンタフェ州」の意味・わかりやすい解説 サンタフェ〔州〕サンタフェSanta Fé アルゼンチン中北部の州。州都サンタフェ。パラナ川に沿ってその西岸に南北に細長く延びる州で,大部分がパンパスと呼ばれる広大な温帯草原に属するが,サラド川より北はグランチャコと呼ばれる大平原の南端部にあたり,低木林におおわれ,ところどころに草原が広がる。パンパスは肥沃な農業地帯で,アルファルファ,トウモロコシ,コムギ,アマなどが主要作物。グランチャコではワタを中心にナンキンマメ,タバコ,サトウキビなどが栽培される。牧牛を中心とした牧畜も広く行われる。南部はブエノスアイレス州から続く人口集中地域で,サンタフェ,ロサリオなど多くの都市があり,食肉,製粉,缶詰,製糖,タンニン抽出,乳製品,たばこ,ガラス,薬品などの工業が立地する。パラグアイの首都アスンシオンとブエノスアイレスを結ぶ幹線道路が州を縦断,サンタフェ,ロサリオを中心に鉄道網も発達している。面積 13万 3007km2。人口 279万 7293 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by