サンチアゴデルエステロ(英語表記)Santiago del Estero

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンチアゴデルエステロ」の意味・わかりやすい解説

サンチアゴデルエステロ
Santiago del Estero

アルゼンチン北西部,サンチアゴデルエステロ州州都。アンデス山脈東麓,グランチャコと呼ばれる大平原地帯の南西縁にあり,ドゥルセ川にのぞむ。建設以来現在まで続いている都市としては同国で最も古く,1553年ペルーから南下してきたスペイン人が建設,56年やや南の現在地に移転した。高温少雨の乾燥気候地帯にあるが,周辺一帯では灌漑農業が盛んで,市はその商工業中心地として小麦綿花アマトウモロコシアルファルファなどを集散,加工する。市内には 1590年建造の聖堂をはじめとする古い建築物が保存されている。幹線道路,鉄道が通り,同国北西部の諸都市やパラナ川沿岸の港サンタフェ,ロサリオなどと連絡。人口 20万 1709 (1991推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のサンチアゴデルエステロの言及

【アルゼンチン】より

…また,アルゼンチンは自然・経済条件に従い通常五つに地域区分される。北東部(ミシオネス,コリエンテス,フォルモサ,チャコ各州とサンタ・フェ州の一部),北西部(サルタ,フフイ,トゥクマン,カタマルカ,サンチアゴ・デル・エステロ各州とコルドバ州の一部),クーヨ(サン・フアン,メンドサ,ラ・リオハ,サン・ルイス各州),パンパ(ブエノス・アイレス,サンタ・フェ,エントレ・リオス,コルドバ,ラ・パンパ各州),パタゴニア(ネウケン,リオ・ネグロ,チュブ,サンタ・クルス各州とフエゴ島)である。【今井 圭子】
【住民,社会】
 ラテン・アメリカのなかでは例外的に白人の比率が高く,総人口の圧倒的多くは白人系で,インディオ系は1960年から70年にかけて実施された先住民人口調査では約50万ほどであった。…

※「サンチアゴデルエステロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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