サンバール(その他表記)Sambhal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンバール」の意味・わかりやすい解説

サンバール
Sambhal

インド北部,ウッタルプラデーシュ州西部の町。デリーの東約 130kmに位置。イスラム勢力進出の拠点となり,16世紀初期にはロディー朝首都となった。当時の重要な遺跡が多く,現在も,1526年建立のモスクナワーブアミン・ウッダウラの城,59年建立のファテ・ウラー・シャー廟などでは,ヒンドゥー教およびイスラム教の盛大な例祭が行われる。主産業は,製糖綿織物など。人口 15万 12 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android