ロディー朝(読み)ロディーチョウ(その他表記)Lodī

関連語 帖木児

精選版 日本国語大辞典 「ロディー朝」の意味・読み・例文・類語

ロディー‐ちょう‥テウ【ロディー朝】

  1. ( ロディーはLodī ) インド、デリー王朝最後のアフガン系王朝(一四五一‐一五二六年)。一四五一年パンジャブのアフガン人がサイイード朝に代わって建国した。内紛が続き弱体化し、一五二六年ムガール帝国に滅ぼされた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロディー朝」の意味・わかりやすい解説

ロディー朝
ロディーちょう
Lodī

インド,デリー・サルタナット最後の王朝 (1451~1526) 。アフガン系のロディー族がつくった王朝で,インド史上最初のアフガン系王朝。 1451年チムール (帖木児)によるインド侵略後,弱体化したサイイド朝に代ってデリーに都をおいた。 1526年第3代王イブラーヒーム・ロディーはパーニーパットの地で,のちのムガル帝国初代皇帝バーブル戦い (→パーニーパットの戦い ) ,敗北してロディー朝は滅亡した。

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旺文社世界史事典 三訂版 「ロディー朝」の解説

ロディー朝
ロディーちょう
Lodi

1451〜1526
インドのイスラーム王朝
アフガン族の一支族ロディー族が,1451年サイイド朝に代わってたてた王朝で,デリー−スルタン王朝の最後の王朝。3代75年続いたが,内紛が多くて弱体のうえ,1526年,3代イブラーヒーム(在位1517〜26)のとき,パーニーパットの戦いでバーブルに敗れて滅亡。

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