法則の辞典 「サージェントの法則」の解説 サージェントの法則【Sargent rule】 天然に存在する β 放射体について,それらが放出する β 線の最大エネルギーと半減期との間に存在する一定の関係を表す経験則.半減期を T1/2,β 線の最大エネルギーを Emax とすると,T1/2・Emax=定数の関係がある.これは α 放射体についてのガイガー‐ヌッタルの法則*に対応するものでもある. 天然の β 放射体について,縦軸にlogT1/2 横軸にlogEmax をとってプロットしてみると,2本の右下がりの曲線(ほとんど直線)が現れる.比較的半減期の短い核種については曲線A,長い核種については曲線Bに乗るが,これはそれぞれ β 壊変に対する許容遷移と禁制遷移に対応するものと考えられている. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報 Sponserd by