Saami Raadi,英語でSami Council。1956年に設立された北欧の先住民族サーミ人の国際組織。1950年代に北欧各国が従来の同化政策を相次いで転換したことを背景に,国境を越えた北欧全体のサーミ民族の権利回復運動を促進することを目的とした。フィンランド,スウェーデン,ノルウェーの代表から構成されたために,当初は北欧サーミ評議会Nordic Sami Councilと称したが,1980年代末から,コラ半島にあるロシア連邦カレリア共和国のサーミ人との交流が盛んになり,現在は四つの地域代表から構成され,名称もサーミ評議会と改められた。本部はフィンランド・ウツヨキ。