サーミ評議会(読み)サーミひょうぎかい

百科事典マイペディア 「サーミ評議会」の意味・わかりやすい解説

サーミ評議会【サーミひょうぎかい】

Saami Raadi,英語でSami Council。1956年に設立された北欧先住民族サーミ人の国際組織。1950年代に北欧各国が従来同化政策を相次いで転換したことを背景に,国境を越えた北欧全体のサーミ民族の権利回復運動を促進することを目的とした。フィンランドスウェーデンノルウェーの代表から構成されたために,当初は北欧サーミ評議会Nordic Sami Councilと称したが,1980年代末から,コラ半島にあるロシア連邦カレリア共和国のサーミ人との交流が盛んになり,現在は四つの地域代表から構成され,名称もサーミ評議会と改められた。本部はフィンランド・ウツヨキ。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android