さ君達・さ公達(読み)さきんだち

精選版 日本国語大辞典 「さ君達・さ公達」の意味・読み・例文・類語

さ‐きんだち【さ君達・さ公達】

〘名〙 (「さ」は接頭語) 貴公子歌謡で、「さきんだちや」の形で、「貴公子の皆さんよ」と聴き手に呼びかけるはやしことばとして用いる。
※催馬楽(7C後‐8C)朝津「朝津の橋の とどろとどろと 降りし雨の 古りにし我を 誰ぞこの 仲人たてて 御許容姿 消息し 訪ひに来るや 沙支牟太知(サキムダチ)や」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android