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御許 オモト

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デジタル大辞泉の解説

お‐もと【許】

[名]
女性が使う脇付(わきづけ)の一。おんもと。
御座所。また、貴人のおそば。
「―にさぶらふ人の中に、内侍仕うまつるべき人はありや」〈宇津保・内侍督〉
御許人(おもとびと)」の略。
「ただ我どちと知らせて、ものなど言ふ若き―の侍るを」〈・夕顔〉
女房の呼び名などの下につけて用いる敬称。
「大式部の―」〈紫式部日記
[代]二人称の人代名詞。主として女性、特に女房を親しんでいう語。
「―だに物し給はば、何かさらむ」〈宇津保・内侍督〉

おん‐もと【御許】

貴人の居場所を敬っていう語。おもと。みもと。
(多く「おんもとに」「おんもとへ」の形で)おそばまでの意で、女性が手紙の脇付(わきづけ)に用いる語。

み‐もと【許】

相手を敬って、そのそば近くをいう語。女性が手紙の脇付に用いることもある。おもと。おんもと。「鈴木様―に」
「―に候はばやと」〈末灯鈔〉

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大辞林 第三版の解説

おもと【御許】

( 名 )
貴人の座所を敬っていう語。おそば。 「入鹿-にまろびつきて/日本書紀 皇極訓
おそば近く仕える者。女房。 「この-、馴れて目やすし/源氏 宿木
高貴な家の主だった女房。 「すこし-ほどのきはにてぞありける/大鏡 兼家
(「…のおもと」の形で)女房の名の下につける敬称。 「民部の-なめり/源氏 空蟬
女性あての手紙であて名に添えて書く語。おんもと。 「 -に」
( 代 )
二人称。多く女性に対して、敬愛の気持ちをこめて用いる。あなた。 「 -は今宵は上にやさぶらひ給ひつる/源氏 空蟬

おんもと【御許】

おもと(御許) 」に同じ。
(多く「おんもとに」「おんもとへ」の形で)女性が手紙の脇付わきづけに書く語。 「山本様-に」

みもと【御許】

( 名 )
おいでになるところ。おそば。 「山田様-へ」
( 代 )
二人称。あなた。おもと。 「この仲人たてて-の容姿かたち消息し訪ひに来るやさきむだちや/催馬楽」

出典|三省堂
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