ざぶ

精選版 日本国語大辞典 「ざぶ」の意味・読み・例文・類語

ざぶ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 水中に飛びこむ音、水中に物が投げこまれる音、また、水をあびせかける時の音などを表わす語。
源平盛衰記(14C前)二八「其矢石黒太郎にしたたかに中(あたっ)て。暫しもたまらず。水の上にさぶと落(おち)

ざぶ

〘名〙 (「さぶ」とも。「さぶらひ(侍)」の略という) 近世、士の身分の者に対する軽蔑した呼び方。
浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)五「ヲヲ、ざぶ様よい覚悟でごんすの」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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