しかるところ

精選版 日本国語大辞典 「しかるところ」の意味・読み・例文・類語

しかる‐ところ

接続先行事柄に対し、後続の事柄が反対対立関係にあることを示す。ところが。しかし。しかるところに。
滑稽本・古朽木(1780)二「然る処此間、底抜鱶右衛門様と申生酔様御出被成」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「是非共二三十羽の孔雀捕獲致さざる可(べか)らずと存候。然る所孔雀は〈略〉普通の鳥屋抔(など)には一向見当り不申」

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