しかるところ

精選版 日本国語大辞典 「しかるところ」の意味・読み・例文・類語

しかる‐ところ

  1. 〘 接続詞 〙 先行事柄に対し、後続の事柄が反対対立関係にあることを示す。ところが。しかし。しかるところに。
    1. [初出の実例]「然る処此間、底抜鱶右衛門様と申生酔様御出被成」(出典滑稽本・古朽木(1780)二)
    2. 「是非共二三十羽の孔雀を捕獲致さざる可(べか)らずと存候。然る所孔雀は〈略〉普通の鳥屋抔(など)には一向見当り不申」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android