しか遊び(読み)しかあそび

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「しか遊び」の意味・わかりやすい解説

しか遊び
しかあそび

子供がするあてもの遊びの一種じゃんけんに負けた子が,何かにつかまり背中をかがめる。その背上に勝った子が馬乗りになって指を出し,その数を言いあてさせる。そのとき,「しか,しか,角,何本」とか「しかなんぼ」という文句を唱える。本来は,その問答の際には,背中をたたいていたらしい。この遊戯は,かつて西日本をはじめとして各地でみられた。また,この遊びに類似したものが,アメリカ,ドイツ,フランスオランダなどでもみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android