シフィエントクシスキェ山地(読み)シフィエントクシスキェさんち(その他表記)Góry Świętokrzyskie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

シフィエントクシスキェ山地
シフィエントクシスキェさんち
Góry Świętokrzyskie

ポーランド南東部の小山地。ウィスワ川上流と,その支流ピリツァ川との間に北西-南東に横たわる。全体に低く,最高点はキェルツェ南東のウィシツァ山(612m)。トドマツモミに覆われ,中央の最も美しい部分はシフィエントクシスキェ国立公園(面積 6km2)となっている。古生代造山運動によってできた山で,地殻は変化に富み,かつては鉱物資源が多く,すでに前1世紀から鉄鉱石が,14~16世紀には鉛,銅が採掘されていた。今日では黄鉄鉱石灰岩が採掘されている。周辺にはキェルツェなどの工業都市が発達。ウィサグーラ(593m)東側にあるシフィエントクシスキェ修道院(聖十字架修道院。山地名の起源)などを含む観光コースがよく整備され,民俗衣装,伝承史跡なども多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む