シャオヤン特別市(読み)シャオヤン(その他表記)Shaoyang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャオヤン特別市」の意味・わかりやすい解説

シャオヤン(邵陽)〔特別市〕
シャオヤン
Shaoyang

中国華中地方,フーナン (湖南) 省中部の商工業都市。市区とシャオヤン県など8県のほかミヤオ (苗) 族自治県から成る。ツー (資) 水中流から上流にかけての丘陵地域の中心都市。漢代から開け邵陵,邵陽などと呼ばれた。南宋以後宝慶府の府治。ツー水の小汽船による航行の上限で,シヤンチエン (湘黔) 鉄道から支線が延び,自動車道も四通している。周辺の谷や盆地では水稲ワタ,茶などが栽培される。南部はナンリン (南嶺) 山地,西部はシュエフォンシャン (雪峰山) 山脈で,スギ類,マツ類の用材,桐油などを産する。付近に鉄,石炭の鉱山があり,鉄鋼製紙,機械,硫酸セメントなどの工業が盛んである。伝統工芸では竹細工が有名。人口 662万 3791,うち市区人口 52万 5643 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android