シュウ・おさめる・あつめる

普及版 字通 の解説


13画

[字音] シュウ(シフ
[字訓] おさめる・あつめる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(しゆう)。に集・輯の意がある。〔説文〕十二下に「兵を臧(をさ)むるなり」とあり、〔詩、周頌、時〕に「載(すなは)ち干戈(かんくわ)を(をさ)む」とある句を引く。戈を揖(あつ)め収める意。ゆえにまた〔詩、大雅、公劉〕「(あつ)めて用(もつ)て光(おほ)いにせんことを思ふ」のように用いる。

[訓義]
1. おさめる、兵器を収める。
2. いくさをやめる、やわらげる。
3. あつめる、あつめおさめる。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヒトシ・マロブ・カクル・アツマル・ヲサム・ウツ・スブ 〔字鏡集〕 アツマル・サクル・サヲサス・スブ・マロブ・ヲサム・ウツ・タトヒ・ヒソム・シソク・フネノカヂ・サヲ・ヒトシ・ヒシカル・カクス・ヌフ・イロフ

[声系]
〔説文〕十一上声として(しゆう)を収め、「和なり」という。和集の意であるが、もと擬声語であろう。

[語系]
tzhip、揖tzip、緝tsipは声義近く、みな片々たるものを集める意がある。dzip、雜(雑)dzp、dziutもその系統の語で、一系をなすものであろう。

[熟語]

[下接語]
・遠・禁・厳・長・韜・頓・兵・斂

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む