普及版 字通 「シュウ・ふく」の読み・字形・画数・意味
13画
[字訓] ふく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(しゆう)。に小さなものを集め重ねる意がある。〔説文〕一下に「茨(ふ)くなり」とあり、草を次第して屋根をくことをいう。〔左伝、襄三十一年〕「牆(しふしやう)を繕完(ぜんくわん)して、以て客を待つ」とあり、門牆にも草をいたのであろう。
[訓義]
1. ふく、屋根をふく。
2. おおう、かさねる。
3. ふきなおす、つくろう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 フク・カサヌ・カサナル・ヲサム・オホフ・ツクロフ
[語系]
・・緝tzipは同声。tzhip、dzipも声近く、みな小さなものを積み集める意がある。
[熟語]
屋▶・茨▶・襲▶・牆▶・繕▶・治▶・復▶・茅▶・理▶・▶
[下接語]
加・完・修・整・繕・治・・重・補
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報