シュウ・かり・あつめる

普及版 字通 「シュウ・かり・あつめる」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] シュウ(シウ)
[字訓] かり・あつめる

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は鬼(き)。鬼はおそらく醜(しゆう)の省声であろう。〔説文〕一下に「(ばうしう)、(じよろ)(あかね草)、人血の生ずるなり。以て絳(かう)(あか)を染むべし」とし、字を「艸鬼に從ふ」と会意に解する。異名が多く、斉では茜(せん)、他に(せん)ともいう。〔爾雅、釈詁〕に「集なり」と訓し、〔爾雅、釈天〕に「春獵(しゆんれふ)をと爲す」という。〔穀梁伝、昭八年〕に「狩」の語があり、〔公羊説〕に秋狩をというとする。字はあるいは狩を本義とするものであろう。

[訓義]
1. あかね、あかねぐさ、あかねいろ。
2. 狩・獣と通じ、かり、春のかり、秋のかり、かりをして祭る。
3. 聚と通じ、あつめる。
4. と通じ、かくす。
5. 捜と通じ、さがす、えらぶ、かぞえる。

[古辞書の訓]
名義抄 鬼目草、カクル・サカシ・サカリ・トガ・カリ 〔字鏡集〕 カクル・サカリ・カリモ・カス・カリス・サカキ・トル・カサシ・カリ

[語系]
shiu、狩・獸(獣)sjiuは声近く、みな狩猟の意がある。また(捜)shiuは同声で、その義にも用いる。

[熟語]

[下接語]
・秋・春・大・茅

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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