シュワルツシルト半径(読み)シュワルツシルトハンケイ(英語表記)Schwarzschild radius

デジタル大辞泉 「シュワルツシルト半径」の意味・読み・例文・類語

シュワルツシルト‐はんけい【シュワルツシルト半径】

シュバルツシルト半径

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュワルツシルト半径」の意味・わかりやすい解説

シュワルツシルト半径
シュワルツシルトはんけい
Schwarzschild radius

一般相対性理論におけるブラックホール半径一般相対論によれば,球対称質量中心に集中している場合,重力場の解はある球面で特異になり,中に入った物質と光は中心に向って落下し,決して外に出ることはできない。このブラックホールの解を最初に発見した K.シュワルツシルトの名を取って,この球面の半径をシュワルツシルト半径と呼ぶ。動半径とも呼ばれる。太陽質量をもつブラックホールのシュワルツシルト半径は約 3kmである。中性子星の半径はこれより数倍大きいだけである。太陽や中性子星を圧縮してこの半径に縮めることができれば,ブラックホールになる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android