シュールホフ

百科事典マイペディア 「シュールホフ」の意味・わかりやすい解説

シュールホフ

チェコの作曲家,ピアノ奏者。プラハのユダヤ人家系に生まれる。プラハとウィーンで学んだのち1908年−1910年ライプチヒでレーガー師事ベルリンパリでピアノ奏者として成功をおさめたのち1923年プラハに戻り,ジャズの語法微分音を取り入れた斬新(ざんしん)な作品で注目を集める。日本でも伊福部昭らにより1930年代に作品が紹介された。1941年ナチスに捕らえられ,ドイツの収容所で病死。久しく半ば忘れられていたが,クレーメルらの演奏活動により1980年代以降再評価が進んでいる。交響曲協奏曲オペラや室内楽曲を残し,代表作に《ピアノ協奏曲(第2番)アラ・ジャズ》(1923年),《弦楽六重奏曲》(1924年),2つの弦楽四重奏曲(1924年,1925年),オペラ《炎》(1927年−1928年)など。作品の一部は失われた。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む