改訂新版 世界大百科事典 「ショアズール島」の意味・わかりやすい解説 ショアズール[島]Choiseul Island 南西太平洋,ソロモン諸島北西部にある島。長さ144km,最大幅32kmの細長い島で,山がちである。面積3000km2,人口8000(1970)。島の中央部に最高峰(1067m)がある。1768年,フランス人ブーゲンビルが到達,当時の外相名にちなんで命名された。かつて人々は他島からの首狩り襲撃を回避するため内陸山地に住んでいたが,現在は平和裡に海岸部で80以上の集落に分散して居住している。社会は双系制。執筆者:秋道 智弥 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ショアズール島」の意味・わかりやすい解説 ショアズール島しょあずーるとうChoiseul Island 南西太平洋、メラネシアのソロモン諸島最北端の島。北西から南東へ長さ144キロメートル、幅32キロメートル、面積2985平方キロメートル。最高峰はマイタンベMaitambe山(1006メートル)。人口2万9400(2003推計)。1768年フランスの航海者ブーゲンビルが、当時のフランスの政治家ショアズールの名をとって島名とした。ココナッツのプランテーションが多い。中心集落は西岸のササムンガSasamungga。北部にはタロTaro空港がある。[大島襄二] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例