ショウ・シャク・たいまつ・やく

普及版 字通 の解説


16画

[字音] ショウ(セウ)・シャク
[字訓] たいまつ・やく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は焦(しよう)。〔説文〕十上に「火を然(や)きて持つ以なり」とあり、火(たいまつ)をいう。〔礼記、少儀〕に「燭を執り、く」とあり、はかかえるようにしてもつものであった。

[訓義]
1. たいまつ。
2. やく、たいまつをやく、亀卜の亀をやく。
3. こげる、こがす。
4. と通じ、たいまつ。
5. と通じ、やく。
6. つかれる。

[古辞書の訓]
名義抄 火、コガス・コガル・コガレクサシ・ヤク・カハク・カシケタリ 〔字鏡集〕 アカス・コガス・イヤシ・ヤク・イル・モユ・トモス・カマ

[語系]
tzitzikは声近く、は〔字林〕に「火なり」とみえる。tjikも声義の近い語である。

[熟語]

[下接語]
・亀・挙・乾・草・抱

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android