しょぼくない(読み)ショボクナイ

デジタル大辞泉 「しょぼくない」の意味・読み・例文・類語

しょぼく‐な・い

[形][文]しょぼくな・し[ク]《「ない」は意味を強める接尾語》雨や露にぬれて哀れな感じである。転じて、みじめな感じがするさま。
伸子は、一瞬間前の―・い自分を忘れた」〈宮本伸子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しょぼくない」の意味・読み・例文・類語

しょぼく‐な・い

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]しょぼくな・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「ない」は接尾語 ) 雨や露にぬれて、哀れな感じである。転じて、人が、おちぶれたり、老衰したりして、哀れな感じである。しょぼしょぼしている。しょぼくたない。
    1. [初出の実例]「しょぼくない若衆なづなをうって来る」(出典:雑俳・柳多留‐二三(1789))
    2. 「伸子は、一瞬間前のしょぼくない自分を忘れた」(出典:伸子(1924‐26)〈宮本百合子〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む