山川 世界史小辞典 改訂新版 「シリア朝」の解説
シリア朝(シリアちょう)
717~802
レオン3世が創始したビザンツ帝国の王朝。誤ってイサウリア朝とも呼ばれる。イコン破壊運動を推進。717年にウマイヤ朝軍隊の首都包囲を撃退し,740年のアクロイノンの戦いで小アジア西半分を確保し,ブルガリアと戦ってその政治を麻痺させ軍事力を破壊した。しかしイタリアではラヴェンナが陥落し,フランク族のビザンツ皇帝の権威への挑戦が始まった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報