イコン破壊運動(その他表記)iconoclasm

翻訳|iconoclasm

山川 世界史小辞典 改訂新版 「イコン破壊運動」の解説

イコン破壊運動(イコンはかいうんどう)
iconoclasm

ビザンツ帝国におけるイコン崇拝否定の運動。726年にイコン否定の立場を明確し,730年に諸聖人のイコン破壊を命じる布告を発したレオン3世によって開始され,途中787~815年の中断期を挟んで843年まで続いた。迫害や意見の対立ローマ教皇フランクカール大帝との結合を生み,この運動が最終的には否定されたことによって,皇帝の教会支配を挫き,ビザンツ帝国のキリスト教ユダヤ教イスラーム教に近いものにすることが避けられた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む