山川 世界史小辞典 改訂新版 「レオン3世」の解説
レオン3世(レオンさんせい)
Leon Ⅲ
685頃~741(在位717~741)
ビザンツ帝国の皇帝。シリアのエルマニキア出身。ウマイヤ朝の小アジア侵略の時期にアナトリコン・セマの長官であったが,セオドシオス3世を譲位させてシリア朝を創始。718年ウマイヤ朝のコンスタンティノープル包囲を撃退。740年アクロイノンの戦いに勝って小アジア西半分を確保。法の手引きとして『エクロイ』(法の抜粋)を発布し,セマの細分化に着手。帝国の内外に大きな影響を与えたイコン破壊運動を起こした。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報