20世紀西洋人名事典 の解説
ジェイムズ・ハリソン ジョイ
James Harrison Joy
1882.9.23.(7.23.説あり) - 1973
米国の天文学者。
アメリカ大学天文台教授兼台長,アメリカ天文学会会長。
イリノイ州グリーンヴィル生まれ。
グリーンヴィル・カレッジ、オーバリン大学で学び、1903年にPh.Dを取得する。’04〜14年までレバノンのアメリカ大学天文学教授兼天文台台長として活躍し、’14年にアメリカに戻って、ウィルソン山天文台職員を’48年まで務める。長年にわたり恒星の分光視差の研究に従事し、’35年には4179の恒星の分光視差のカタログを出版した。天文学上の発見としては、「ミラの伴星」の存在を突き止めたこと、ぎょしゃ座のRW星について急速に回転するガス状の環を発見したことが挙げられる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報