現代外国人名録2016 の解説
ジグメ・シンゲ ワンチュク
Jigme Singye Wangchuck
- 職業・肩書
- 元ブータン国王(第4代)
- 国籍
- ブータン
- 生年月日
- 1955年11月11日
- 出生地
- ティンプー
- 受賞
- KYOTO地球環境の殿堂(第2回)〔2011年〕
- 経歴
- シッキム王国(現・インド領)に1年、英国サセックス、アスコットに4年間留学。1972年国家計画委員会議長。同年3月皇太子の認証を受け、7月24日父ジグメ・ドルジ・ワンチュク王の死により世界最年少の16歳で第4代国王として即位。’74年6月戴冠。’88年11月結婚。’98年即位25周年を機に政治改革に乗り出し、これまでの君主制を改め、国家元首の地位にとどまるものの行政の長を退き、閣僚の任命権を国会に委ね、国会の議決による国王の解任権も認めた。2005年3月ブータンで初めてとなる成文憲法制定に向けた草案を発表。民主的な立憲君主制を政体として明記し、65歳の国王定年制の導入をうたう。同年12月、2008年に総選挙を実施して民主化を進め、それを受けて退位する方針を表明。2006年12月14日突然ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク皇太子に王位を譲り、国政の舞台から去る。同年米タイム誌の“世界を変える100人”に選ばれた。“国民総幸福量(GNH)”の概念を提唱したことでも知られる。1989年昭和天皇の大喪の礼に出席のため初来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報