草案(読み)そうあん

精選版 日本国語大辞典 「草案」の意味・読み・例文・類語

そう‐あん サウ‥【草案】

〘名〙 文章、特に規約などの下書き。また、その下書きを書くこと。草稿原案
性霊集‐序(835頃)「夫其詩賦哀讚之作、碑誦表書之制、所遇而作不草案
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中「某貴顕の起稿せられし憲法草案(サウアン)
※ガトフ・フセグダア(1928)〈岩藤雪夫〉三「宣言綱領、規約が草案された」

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デジタル大辞泉 「草案」の意味・読み・例文・類語

そう‐あん〔サウ‐〕【草案】

文章、特に規約などの下書き・原案。「草案を練る」
[類語]原稿下書き草稿文案稿歌稿下図画稿腹案原案たたき台代案対案試案懸案法案私案素案成案決議案愚案新案良案妙案名案アイデア

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普及版 字通 「草案」の読み・字形・画数・意味

【草案】そうあん

草稿。

字通「草」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の草案の言及

【案文】より

…案ともいう。文書を作成の順序に従って分けると,(1)草案,(2)正文(しようもん),(3)案文,(4)写しとなる。文書を作成するには,まず草案(草(そう),土代(どだい)ともいう)を作り,それを清書して相手に渡す。…

※「草案」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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