現代外国人名録2016 「ジムジャームッシュ」の解説
ジム ジャームッシュ
Jim Jarmusch
- 職業・肩書
- 映画監督,脚本家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1953年1月22日
- 出生地
- オハイオ州アクロン
- 学歴
- ノースウェスタン大学ジャーナリズム科,コロンビア大学文学部卒,ニューヨーク大学フィルム・スクール中退
- 受賞
- マンハイム国際映画祭受賞〔1980年〕「パーマネント・バケーション」,カンヌ国際映画祭カメラドール(第37回)〔1984年〕「ストレンジャー・ザン・パラダイス」,カンヌ国際映画祭芸術貢献賞(第42回)〔1989年〕「ミステリー・トレイン」,カンヌ国際映画祭短編映画パルムドール(第46回)〔1993年〕「コーヒー&シガレッツ」(第3部),ジョン・カサベテス賞〔1994年〕,カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ(第58回)〔2005年〕「ブロークン・フラワーズ」
- 経歴
- 父方はチェコ系、母方はアイルランド系。はじめ作家を志すが、やがて映画に転向。コロンビア大学時代、パリへ渡りシネマテークに通う。帰米後、ニューヨーク大学フィルム・スクールに入り、1976〜79年ニコラス・レイの助手となる。’80年卒業制作として初の長編「パーマネント・バケーション」を手がけたが、授業料をすべて投入したため卒業できなかったという逸話を残す。’82年「ストレンジャー・ザン・パラダイス」第1部を発表、ロッテルダム国際映画祭で絶賛される。さらに’84年、ワンシーン・ワンカット、ズーム、インサート、クローズアップを排除したミニマルなスタイルで長編に仕上げた同作で一躍寵児となり、ニューヨーク・インディペンデント映画旋風のきっかけとなった。以来、孤高の映像作家として世界中で支持を受けている。2005年「ブロークン・フラワーズ」でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを獲得。他の作品に「ダウン・バイ・ロー」(1986年)、永瀬正敏と工藤夕貴が出演した「ミステリー・トレイン」(’89年)、「ナイト・オン・ザ・プラネット」(’92年)、「デッドマン」(’95年)、「イヤー・オブ・ザ・ホース」(’97年)、「ゴースト・ドッグ」(’99年)、「10ミニッツ・オールダー」(2002年)、「コーヒー&シガレッツ」(2003年)、「ザ・リミッツ・オブ・コントロール」(2008年)、「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」(2013年)などがある。1999年来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報