現代外国人名録2016 「ジャックペラン」の解説
ジャック ペラン
Jacques Perrin
- 職業・肩書
- 俳優,映画監督・プロデューサー
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1941年7月13日
- 出生地
- パリ
- 本名
- シモネ,ジャック・アンドレ〈Simonet,Jacques André〉
- 別名
- 別名=Simonet,Jacques
- 学歴
- パリ・コンセルヴァトワール卒
- 受賞
- ベネチア国際映画祭男優賞(第27回)〔1966年〕「半人前の男」「ラ・ブスカ」,アカデミー賞外国語映画賞(第42回)〔1962年〕「Z」,セザール賞プロデューサー賞〔1996年〕「ミクロコスモス」
- 経歴
- 祖父は舞台演出家、父はコメディ・フランセーズの舞台装置家、母は女優という役者一家に育ち、14歳で初舞台を踏み、1957年本名のジャック・シモネ名義で俳優として映画デビュー。’60年「鞄を持った女」でクラウディア・カルディナーレと共演して注目を浴び、青春スターとして人気を得る。’66年「半人前の男」と「ラ・ブスカ」でベネチア国際映画祭男優賞受賞。その後次第に製作を主とし、コスタ・ガヴラス監督と組んで「Z」(’69年)、「戒厳令」(’73年)をプロデュース、以後プロデューサー、監督としても幅広く活躍。日本でもヒットした「ニュー・シネマ・パラダイス」(’89年)では映画監督になった主人公のトト役を好演。’91年、クルド難民など多くの紛争地域で活躍する“国境なき医師団”の活動実話をモデルに、フランスのテレビで「世界の戦場」シリーズをプロデュース、欧米各国で好評を博し、日本でもビデオで発売。優れたドキュメンタリー作品でも知られ、「ミクロコスモス」(’96年)、「WATARIDORI」(監督・脚本も,2001年)などを製作。他の出演作に「家族日誌」(1962年)、「七人目に賭ける男」(’65年)、「ロシュフォールの恋人たち」(’67年)、「うたかたの日々」(’68年)、「ジェヴォーダンの獣」(2001年)、「美しき運命の傷痕」(2005年)、製作に「サンチャゴに雨が降る」(1975年)、「ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー」(’76年)、「リュミエールの子供たち」(’95年)、「幸せはシャンソニア劇場から」(2008年)、「オーシャンズ」(監督・脚本も,2009年)など。1980年代半ばからはテレビドラマにも出演、またパリで舞台にも立っている。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報