ジャバル川(読み)ジャバルがわ(その他表記)Baḥr al-Jabal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャバル川」の意味・わかりやすい解説

ジャバル川
ジャバルがわ
Baḥr al-Jabal

ホワイトナイル川支流の一つ。マウンテンナイル川とも呼ばれる。南スーダン南部のウガンダ国境に近いニムレからマラカールまでの部分をいう。全長 956km。ノウ湖でガザール川と合流して東へ向かい,マラカール上流でエチオピア西部から流れて来るソバト川と合流してホワイトナイル川に注ぐ。ニムレから北へ急流のフッラ・ラピッズを経て下流ジューバに達すると航行可能になる。水草カミガヤツリが繁茂する広大な沼沢地のスッド地方を抜ける間に水量の半ばが失われる。河岸の多くには丈の高いカミガヤツリ,アシ,アフリカチカラシバが茂り,乾季には畜牛の牧草となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む