改訂新版 世界大百科事典 「マラカール」の意味・わかりやすい解説 マラカールMalakāl スーダン共和国の上ナイル県の町。ナイル川上流の広大な湿地帯にあり,ナイル川航行の港町である。住民は黒人系で,世界一背が高いといわれるディンカ族やシルック族などを中心としたキリスト教徒や精霊信仰者で,共通語として英語を話す。アンヤ・ニヤなどの反政府運動が根強く,深刻な南北問題となっている。1889年のファショダ事件は北へ約30kmの今のコドクで起きた。主産物は砂糖,ラッカセイ,食肉などで,生産量は多くない。執筆者:塩尻 和子 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マラカール」の意味・わかりやすい解説 マラカールMalakal 南スーダン北東部にある町。スーダンの首都ハルツームの南約 690km,ソバト川が合流する地点のすぐ下流部,ホワイトナイル川右岸に位置する。ウシ,ヒツジ,ヤギなどの牧畜や,ワタ,ナンキンマメ,トウモロコシ,ゴマなどの栽培が行なわれる。家畜医療研究所がある。人口 7万2000(推計値)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by