20世紀西洋人名事典 「ジャンデュトゥール」の解説
ジャン デュトゥール
Jean Dutourd
1920 -
フランスの小説家。
アカデミー会員。
パリ生まれ。
第二次大戦中に捕虜となり、その後脱走してレジスタンス運動に参加する。戦後は文筆活動に入り、スタンダールに影響され、小さな世界に安住する現代人の凡俗さ、貧血状態を摘発している。エッセイ「シーザーのコンプレックス」(’46年)で成功し、「ボン・ブール軒で」(’52年)でアンテラリエ賞を受賞した。他に政治評論、テレビ批評、翻訳などを行っている。’78年にアカデミー会員となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報