20世紀西洋人名事典 「ジャンメッツァンジェ」の解説
ジャン メッツァンジェ
Jean Metzinger
1883.6.24 - 1956.11.1
フランスの画家。
ナント生まれ。
新印象主義、フォービスムを経てキュビスムの運動に賛同、ピカソ、ブラックと共にキュビスムの主要画家の一人となる。1912年ビヨン3兄弟やグレーズと共に「セクシオン・ドール」を設立、またグレーズと共著「キュビスム論」(’12年)を著し運動を推進、アカデミー・ド・ラ・パレットで教鞭を取り、理論的面でも活躍。明るい色彩に叙情性が感じられる作風で、「匙を持つ女」(’11年、フィラデルフィア美術館)、「扇子を持つ女」(’13年、ニューヨーク、グッゲンハイム美術館)等の作品がある。パリに没。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報