20世紀西洋人名事典 「ジャンルカシェービチ」の解説
ジャン ルカシェービチ
Jan Lukasiewicz
1875 - 1956
ポーランドの哲学者,論理学者。
元・リヴォフ大学教授,元・ワルシャワ大学教授。
1911年レンベルク大学、’20年ワルシャワ大学、のちダブリン大学各教授を務める。論理学におけるリヴォフーワルシャワ学派のもっとも名高い代表者であり、哲学上の見解では、カトリック思想をもつ実証主義の傾向にかぞえられる。論理記号の一種である、「ポーランド記号」も彼によって始められ、著書に「数学的論理学要説」(’29年)、「現代形式論理学の観点より見たアリストテレスの三段論法」(’51年)など。ポーランド科学アカデミー会員。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報