ジュニアハイスクール(その他表記)junior high school

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジュニアハイスクール」の意味・わかりやすい解説

ジュニア・ハイスクール
junior high school

アメリカの中等学校の一種エレメンタリー・スクールに続く,通常 12~15歳の生徒が就学する第7,8,9学年 (日本の中学校に相当) の課程,すなわち6・3・3制の第2段階を構成する。これにより従前の8年制小学校が6年に短縮され,同時に8年間の就学が9年間に延長され,内容的にも中等教育の機会を得る者が増加した。ジュニア・ハイスクールには,単独校舎をもち,独立したものとシニア・ハイスクールと合同したものがある。しかし地域によっては,第7,8学年のみの課程をもつものがあり,これは普通上級センター upper grade centreと呼ばれる。州によっては6・3・3制と異なり,エレメンタリー・スクールとハイ・スクールの中間に,たとえば第6,7,8学年の課程に相当する中等学校 middle schoolをもつ学校系統もある。

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世界大百科事典(旧版)内のジュニアハイスクールの言及

【学校】より

…さらにこれを受けて,1860年代には統一基礎学校としての初等学校(コモン・スクールcommon school)がつくられ始め,19世紀末には,これに中等学校(ハイ・スクールhigh school)を接続させる方式がとられるようになった。その多くは8・4制であり,20世紀に入って初等学校最終の2学年と中等学校の第1学年とをあわせて下級中学校(ジュニア・ハイ・スクールjunior high school)を設け,6・3・3制がほぼ半分の州で実現した。以上のように,欧米諸国では第1次大戦後,教育を受ける機会の均等実現の主張は強くなり,〈中等教育をすべての者にsecondary education for all〉のスローガンをかかげて中等学校の拡充がすすめられた。…

※「ジュニアハイスクール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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