ジュニャーネーシュワル(その他表記)Jñyāneshwar

改訂新版 世界大百科事典 「ジュニャーネーシュワル」の意味・わかりやすい解説

ジュニャーネーシュワル
Jñyāneshwar
生没年:1275-96ころ

西部インド,マハーラーシュトラの聖賢詩人(サントsant)の先駆者で,この地のバクティ(神への絶対帰依)思想を最初に鼓吹したといわれる。プネー(プーナ)近郊の敬虔なバラモンの家に生まれたが,父がサニャーシー(修行者)の誓いを破ったとして子どもの彼も正統派教学者からバラモンの地位を認められなかった。1290年にネーワサ村で民衆にマラーティー語で《バガバッドギーター》を解釈し,《ジュニャーネーシュワリー》として著す。その中では日常の義務の遂行や社会的倫理行為の奨励などが説かれ,マラーティー語の宗教的古典の代表となっている。彼は若くして入水自殺するが,その地アーランディーĀḷandīは重要な巡礼地である。
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