現代外国人名録2016 「ジョセフエストラダ」の解説
ジョセフ エストラダ
Joseph Estrada
- 職業・肩書
- 政治家,元俳優 マニラ市長 元フィリピン大統領
- 国籍
- フィリピン
- 生年月日
- 1937年4月19日
- 出生地
- マニラ・トンド地区
- 本名
- Estrada,Joseph Marcelo Ejercito
- 別名
- 別名=Estrada,Erap
- 学歴
- マプア工科大学中退,アテネオ大学中退
- 経歴
- 映画界で二枚目アクションスターとして活躍、ベスト・アクターに5回選ばれるなど輝かしい芸能人経歴を持つ。政治家としては親マルコス派としてスタート。1969年から17年間マニラ首都圏サンファン区長を務め、学校新設、税徴収などの面で成果を上げ、名区長と言われた。’86年5月上院議員に初当選。’91年4月フィリピン大衆党を結成。’92年大統領候補からコファンコの率いる民族主義者人民連合の副大統領候補にまわり当選、6月副大統領。’98年5月最大野党“愛国的フィリピン民衆の戦い”から大統領選に立候補し、主に庶民層の人気を集めて圧勝。6月大統領に就任。“フィリピンのレーガン”とも呼ばれた。しかし、就任1年後からは指導力不足が顕著となり支持が低落。また政治混乱で通貨下落などを招き、東南アジアの政治・経済の波乱要因となる。2000年10月違法賭博収益金収受疑惑が浮上、これを機に反大統領派の抗議デモが起こり、12月には同国史上初の大統領弾劾裁判の被告となり、辞表を提出。2004年6月までの任期を残し、2001年1月辞任。同年4月大統領在任中の地方交付金着服などで約40億ペソ(約100億円)を不正蓄財したとして、国家警察に逮捕、収監された。大統領経験者の逮捕はフィリピン史上初めて。2007年9月公務員犯罪特別裁判所により終身刑判決を受けたが、10月特赦で釈放。2013年5月マニラ市長に当選。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報