20世紀西洋人名事典 「ジョセフ・M.ハウアー」の解説
ジョセフ・M. ハウアー
Joseph Mattias Hauer
1883.3.19 - 1959.9.22
オーストリアの作曲家,音楽理論家。
ヴィーナー・ノイシュタット生まれ。
小学校教師のかたわら独学で音楽を学ぶ。1919年12音技法を発見して以来この技法に基づく作品「ヘルダーリン歌曲集」等を数多く作曲。又理論書「音楽的なるものの本質について」(’20年)、「12音技法」(’25年)等次々に出版。12音音楽をシェーンベルクに先んじて主張したが、弟子以外継承されなかった。他の作品に、室内オラトリオ「変転」(’27年)、4手のピアノのための「迷宮の舞曲」(’52年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報