改訂新版 世界大百科事典 「ジョホールバール」の意味・わかりやすい解説 ジョホール・バールJohor Baharu マレー半島最南端にあるマレーシアの都市。ジョホール州の州都。Johor Bahruとも綴る。人口64万3000(2000)で半数はマレー系が占め,この国の都市としては華人の比率が低い(約40%)。ジョホール水道を隔てて対岸のシンガポールとは土手道でつながる。シンガポールとの経済的結びつきが強く,人口増加が著しい商工業の中心地。しかしマレーシア政府は隣国への過度の経済依存を避けるため,市郊外に空港と貿易港を新設し,市を国内の主要産業開発拠点としている。昔ながらの美しいモスク,州侯(スルタン)の宮殿,市街地を取り巻くゴム園やアブラヤシ畑と並んで,高層ビルや近代的工場が見られる。執筆者:太田 勇 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「ジョホールバール」の意味・わかりやすい解説 ジョホール・バール マレーシア,ジョホール州の州都。マレー半島南端,ジョホール水道に面しシンガポール島との間とを結ぶ陸橋の北側にある。風光に恵まれ,スルタンの宮殿やモスクがある。ゴム,ヤシ油取引の中心。コショウ,ビンロウジュの実なども輸出。シンガポールと地続きにある後背地だが,マレーシア政府は国内の産業拠点として開発を進めている。64万2944人(2000)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by