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陸橋 りっきょうland bridge

翻訳|land bridge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

陸橋
りっきょう
land bridge

過去に大や島の間を結んで生物の移動を可能にした陸地。今日,海で隔てられている陸地の動物相植物相が類似している場合,地質時代に存在した陸を通って生物の交流が行なわれたとする陸橋説によってしばしば説明される。新第三紀鮮新世にはシベリア北アメリカは陸橋で結ばれ,動物の移動があったと考えられ,第四紀氷期には,アジア大陸と日本列島は日本海の南北にあった陸橋で接続しており動物相の大部分が共通である。マレー諸島オーストラリア大陸新生代全期を通じてつながったことがなく,その動物相に非常な相違をきたしたと考えられている。大陸移動説,気候変化説と深いつながりをもつ。

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デジタル大辞泉の解説

りく‐きょう〔‐ケウ〕【陸橋】

りっきょう(陸橋)

りっ‐きょう〔リクケウ〕【陸橋】

道路や鉄道線路などの上にかけた橋。りくばし。
地殻変動や海面低下のために大陸や島がつながり、生物が移動できるようになった細長い陸地。更新世の氷期にアラスカ・シベリア間に存在したベーリング陸橋など。

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大辞林 第三版の解説

りくきょう【陸橋】

りっきょう【陸橋】

陸地のくぼみや線路・道路の上などを渡るために設けられた橋。りくばし。
大陸や島がつながり、生物の行き来ができる細長い陸地。南北アメリカ大陸をつなぐパナマ地峡がその例。

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世界大百科事典内の陸橋の言及

【海水面変化】より

…したがって縁海の好漁場となっている大陸棚の海底谷は,現在の陸地の河川系に接続しているのである。
[日本における最終氷期以降の海水面変化]
 日本列島と大陸との間を隔てている海峡は,低海水面時の氷期には陸化して,大陸と列島をつなぐ陸橋land bridgeとなり,生物や人類が往来した。最終氷期(ウルム氷期)初頭には,シベリアからマンモスが北海道に渡来し,同じ動物群のヤギュウやヘラジカは本州まで南下した。…

【海水面変化】より

…したがって縁海の好漁場となっている大陸棚の海底谷は,現在の陸地の河川系に接続しているのである。
[日本における最終氷期以降の海水面変化]
 日本列島と大陸との間を隔てている海峡は,低海水面時の氷期には陸化して,大陸と列島をつなぐ陸橋land bridgeとなり,生物や人類が往来した。最終氷期(ウルム氷期)初頭には,シベリアからマンモスが北海道に渡来し,同じ動物群のヤギュウやヘラジカは本州まで南下した。…

【陸橋説】より

…大洋にへだてられた二つの大陸に産する化石群の間に近縁性が認められる場合があるが,この化石群の近縁性を説明するために,両大陸を連結する陸地がかつて中間の海洋部分に存在していたと考えるのが陸橋land bridge説で,例えば,アフリカと南アメリカの古・中生代化石群の近縁性を説明するため,両大陸をつなぐ大陸が現在の南大西洋域に白亜紀まで存在したとするような考え方である。この説では,海洋と大陸の地殻構成の違いを無視することになり,また両大陸の地質構造の類似性が説明できず,その後,大陸移動説によってより合理的に説明されるようになった。…

※「陸橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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