ジョホール州(読み)ジョホール(英語表記)Johor

デジタル大辞泉 「ジョホール州」の意味・読み・例文・類語

ジョホール(Johore)

マレーシアマレー半島南部の州。州都ジョホールバルジョホール水道をはさみ、対岸シンガポールがある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジョホール州」の意味・わかりやすい解説

ジョホール〔州〕
ジョホール
Johor

マレーシア,マレー半島南端の州。州都ジョホールバルー。北部山地を除くと,標高 200m以下の平地で,多くの川が蛇行し,湿地も多い。 16世紀からジョホール王国の地であったが,1914年マレー半島のスルタン国としては最後にイギリスの保護領となった。 57年マラヤ連邦の結成とともに,その州となる。ジョホール海峡をへだててシンガポールと接するため,19年,半島中部から鉄道が敷設されると,シンガポール経由で輸出されるスズとゴムの輸送中継地として発展し,23年にはシンガポールと長堤上の鉄道,道路で結ばれた。輸出作物の栽培が盛んで,ゴム,アブラヤシプランテーションで,パイナップルが小農園で栽培される。マレー人が半数以上を占め,中国人が約 40%住む。面積1万 8986km2。人口 210万 6500 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android