20世紀西洋人名事典 「ジョルジュリゲティ」の解説
ジョルジュ リゲティ
György Ligeti
1923.5.28 -
オーストリアの作曲家。
元・ブダペスト音楽院教授,元・ハンブルク高等音楽院客員教授。
ディチェーセントマルトン(後のルーマニア領)生まれ。
1950〜56年ブダペスト音楽院教授。’57年ハンガリー動乱を機にウィーンに亡命。’61年ストックホルム音楽院客員教授、’72年ハンブルク高等音楽院客員教授。ケルンの電子音楽スタジオで、電子音楽とミュジック・セリエルの手法を学ぶ。’61年ドナウエッシンゲン音楽祭の管弦楽曲「アトモスフェール」は緻密に書き込んだトン・クラスターの手法を用い、60年代の作曲界に影響を与えた。この手法でオルガン曲「ボルミナ」(’62年)、管弦楽曲「ロンターノ」(’67年)などを書き巨匠としての地位を得た。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報